RACIの話
少々、難しい話ですが・・・・。 タイトルの4文字は「レイシー」と読みます。ご存知の方は、プロジェクト管理やシステム開発に馴染みのある方かもしれません。仕事を進めて行く中での役割を意味しています。 この4文字はそれぞれ、 R esponsibility、 A ccountability、 C onsulted、 I nformedの略です。 意味はと言うと、次の通りとなります。 R esponsibility:実行責任者(工夫をしながら、課題に立ち向かって、仕事を最後までやり遂げる責任者) A ccountability:説明責任者(どうしてその仕事をしなければいけないのかを説明する責任者であり、実行責任者に実行を指示する立場) C onsulted:相談役(仕事が課題に直面した時に相談する相手) I nformed:報告対象者(仕事の進み具合や発生する問題・課題の状況を報告する相手) 最近、世間でよく使われるのが「説明責任」という言葉。つまり、Accountabilityですね。 「説明責任を果たす」とか「説明責任を果たしていない」と表現されることが多いのですが、単に「説明する」という意味でも、「知らなかった」と釈明することでも、「聞いていなかった」と逃げることでもありません。「なぜ、そうするように指示をしたのか。その目的は何だったのか」を聞いている側が納得できるように話すことなのです。 実行責任者である経理担当者が努力して、工夫して、組織のために脱税したのであれば、説明責任者は「なぜ、脱税しろと指示したのか」を説明しなければいけません。まして、それが、公僕であれば、説明する義務があります。 もしも、聞いていなかったのであれば、管理不行き届きで同罪になるべきでしょう。一般企業ではそうなっています。 何の話か、おわかりですよね。 国会議員、総理大臣は、もっと日本語の勉強と社会人の常識を勉強しなければなりませんね。 ああ、情けない・・・・・。