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男女共同参画は何に参画する話?

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妻は「保育ボランティア」という活動しています。 何をするかというと、乳児を持つ母親(父親も可)が、市の企画する様々な講座や講演に参加する際に、その2-3時間だけ子供を預かり、親が心おきなく勉強したり、自分時間を過ごすことを陰でサポートするというものです。 市の「男女共同参画事業」という中から生まれたもので、なかなかいい考えだと思います。 今朝、妻が軽く愚痴をこぼしました。 「最近、講座や講演がキャンセルになることが多いの」 「どうして?」 「講座に人気が無くて、参加者が集まらないのよ」 「ふーん」 「来週の『40歳で初産のお母さん講座』は集まるみたいだけど・・・。あとは全部キャンセル・・・」 「へーえ、そういう時代なんだ」 「前回は『35歳』だったけどね」 「なるほど・・・」 「あと、集まるのは、『読書の時間』かな」 「何、それ?」 「お母さんが自由に本を読んでいる間、子どもを預かるの。これは長く続いているけど、『キャサリン先生の英会話』も終わっちゃったし、あまり、難しいのはダメ見たい」 市の企画が悪いのかという話ではありません。「男女共同参画として乳児を持つ母親(父親も可ですが、ほとんどが母親なので)が何を求めているか」という話です。 この事実だけで語るのはよくありません。それを自覚した上での話ですが「母親たちが求めているのは、リスキリングや技術の向上ではなく、『自分の時間』なのではないか」と感じます。そして、その背景には「女性の(再)社会進出」ではなく「ワンオペでの子育ては大変」「時々、逃避願望」という感情のように感じます。 ありきたりですが、地域やコミュニティでのサポート、拡大家族(複合家族)が復活するような社会政策が必要だと思います。政治の根源的な話ですが・・・。 (写真は本文とは無関係です😋)