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AI雑感 ①:「フェイク」と「生成AI」を同じ土俵で語る朝日新聞の不思議

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2025年6月15日付の朝日新聞朝刊に「この画像、『フェイク』?『リアル』?」というタイトルの記事(コラム)が掲載されました。 その記事は2枚の写真を載せて、「どちらも、フェイクだ」と断じています。1枚は、二人の少年が石の階段に腰掛けている画像。もう1枚は、プロらしいバスケットボールの試合で、多くの選手が、ゴール下でボールを取り合っています。 二人の少年の写真については、「一人のお尻が石段にめり込んでいること」、バスケットボールの画像については、「ひとりの選手の足が3本あること」が「フェイクの理由だそうです。 この記事を読んで、違和感を感じた私は、すぐさま、朝日新聞の編集部にメールを書きました。 メールの主旨は「これらの写真は生成AIが作成したと思われるが、生成AI=フェイクと評価するのはいかがなものか。フェイクとは、人を欺く意思のもとで作成されるものであり、この写真に悪意は感じられない。既に市民権を得ている生成AIを『フェイクをまき散らす悪者』とするのは、時代遅れではないか」というものです。 当然のことながら、朝日新聞からの返事はありませんが、リアル、フェイク、生成AIを同列に論じる記事は、生成AIにあまりなじみのない読者に対するフェイクではないのでしょうか。 例えば、この画像をご覧ください。これは、私が生成AIに「外国人環境客が日本を楽しんでいる画像を作ってください」とプロンプティング(指示)してできたもので、このブログの別の記事にも使っています。 この画像は、ひと目で、生成AIが作ったものだとわかります。何故かというと、人物の性別、人種、肌の色は様々ですが、顔のつくりは全て同じです。まるで家族のように似ています。 では、これと同じ意図の写真を京都などの観光地で実際に撮影したら、何が起こるでしょうか。そうです。「肖像権の侵害」です。あまり気にしない方もいるかもしれませんが、勝手に人の写真を撮って、ブログに載せることは許されません。フェイク記事とは別の意味で、問題になってしまいます。 このように、想定される問題を避けるために、生成AIを便利に使うことも可能です。これも朝日新聞は「フェイクだ」と言うのでしょうか。 この記事は朝日新聞の浅薄さを指摘することを目的としている訳ではありません。 ただ、AIから離れた生活をしている人、将来、AIを使いこなさなければいけない人...

ポピュリズム

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 ポピュリズム辞書を作ってみました。 ポピュリズムとは。 「民主主義は多数決」の名のもとに、国民のご機嫌取りの施策を連発する政治のこと ビジョンの無い短視眼的な政策のこと 今の日本の政党全てを表現する便利な言い方 ご機嫌取りの政策を、「政治」と勘ちがいしている国民が喜ぶ政策 国民民主党、立憲民主党、日本維新の会と、自民党、公明党、共産党の違いを、曖昧にするもの ポピュリズムではないもの 経済的成長が必須だと考えることに疑問を持つこと 「分断」「弱者」「貧富の差」を、レトリックとして使用しないこと 統計(的なもの)で、誤魔化さないこと ロジックが明確に説明できるもの(例:備蓄米を随意契約にすれば米の価格が下がるというロジックがどこにも存在しない) ポピュリズムが関係する問題 令和の米騒動 SMS選挙 年収の壁 等々 最大のポイント ポピュリズム政治は是か非か?(私見:絶対に「非」です。理由は、将来を考える/将来を担う日本国民のためにならないから) AIに「ポピュリズムを表す画像」と指定すると・・・ 上段:by Gemini、下段:by Copilot ちなみに、ChatGPTに「日本のポピュリズムを表現する画像」とプロンプティングしたら、山本太郎氏と立花孝志氏と斎藤元彦氏の画像が出てきましたが、危険なので、掲載していません。(Www)