海外からの留学生を日本の大学に入学させる話 【希望の学部/学科を決める】
「希望の学部/学科を決める」というタイトルに「えっ、何を勉強したいのかを決めずに日本に来たの?」という疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。そうなのです。(私の経験から言うと)そういう留学生がいるのです。それも、一部ではなく、それなりの割合でいるのです。もちろん、希望の学部/学科を決めている留学生が多いのですが「学部は決めているが、学科はまだ決めていない」という留学生もいます。
「学部で一括募集」という大学もあれば、「学科ごとに募集」という大学もありますが、どちらにしても「何を勉強したいか」が決まらないことには、受験する大学も決まりませんし、志望理由書を書くこともできません。
「何を勉強したいのかがわかっていない」留学生にはいくつかの特徴があります。
・親に「大学は行っておいたほうがいい」と言われた(お金持ちの家の子ども?)
・親に「大学は行っておいたほうがいい」と言われた(お金持ちの家の子ども?)
・家業を継ぐために勉強したい(何の勉強をすべきかはわからない)
・日本の経済、技術力の先進性に憧れた(いつの話?)
・日本の文化が好きだ(文化と言っても、ほとんどがアニメか漫画の話)
・起業して金持ちになりたい(勉強を飛び越えている・・・)
さて、ここからコンサルテーションが始まります。そのために指導者側に必要なものは「どんな学部/学科で、何を教えているか」の情報です。大学もあの手この手で学生を集めようと学部/学科名に工夫を凝らしていますが、それに迷わされず本質を見極めて留学生に説明できなければいけません。
私が困ったのは「アニメの勉強をしたい」という留学生でした。ある大学では芸術学部の中にアニメ・マンガ学科があり、その中にキャラクターコース、映像コース、ストーリーコースというようにコースまで分かれていたりしました。コンサルテーションは「アニメなの?マンガなの?」から始まり、「キャラクターデザイン」にたどり着くまで、3回の面談を行いました。
経営学部が経営学科とマーケティング学科に分かれている大学もあります。その区別を要求するのも酷な話ですが、ある留学生は最後までその違いが判らないままでした(大学には合格しましたが・・・)。
あるまかんポイント
・この後に続く「志望校/受験校の選定」も同じですが、「何を勉強したいか」については、とにかく学生と話すことで進めるしかありません。学生がオーナーシップを持たなければ、この第1歩は乗り切れないのです。
・この後に続く「志望校/受験校の選定」も同じですが、「何を勉強したいか」については、とにかく学生と話すことで進めるしかありません。学生がオーナーシップを持たなければ、この第1歩は乗り切れないのです。
・「法学部に行きたい→(法学部は難しそうなので)経営学部にする→(経営学部も難しそうなので)大学じゃなうても看護学校もいいかな→(経営学部に一つ合格したので)やっぱり法学部も受験したい」という学生もいました😓
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