すぐに眠くなる本

 

本を読むのが好きなのですが「趣味は読書」とは決して言いません。どうしてかというと、椅子やソファに座って読むのではなく、眠りにつく前に布団の中で横臥状態で本を読むので「趣味」とは言えないからです。雑誌くらいならいいのですが、椅子に座って、じっと本を読んでいると、すぐに疲れてしまって読むのをやめてしまいます。じゃあ、布団に入って本を読むと疲れないのかというと、そうではなく、30分以内くらいに眠くなって寝てしまうのです。つまり、私なりの睡眠導入法です。でも、ワクワクする本や涙が止まらないような本だと興奮して30分で眠くならないので、できるだけ「静かで落ち着いた本」か「おもしろいけれども難しい本」を選ぶようにしています。もうひとつのポイントはハードカバーではなく文庫本か新書を選ぶということ。重くてページがめくれないからです。ちなみにハウツー本は買いません。

この図はオンラインミーティングの背景用に使うために、3年前に私の好きな本を並べて作ったものですが、話題作りにいいので気に入っています。

「静かで落ち着いた本」の代表は紀行文や旅行記です。この図の中にもありますが、村上春樹さんの「遠い太鼓」と太田和彦さんの「ひとり飲む、京都」、開高健さんの「オーパ!」「もっと遠く!」は、どれも十数回読み返していますが、何度読んでも飽きません。司馬遼太郎さんの「街道をゆく」シリーズも大好きですが何せ巻数が多いので読み返すまでには至りません。

「おもしろいけれども難しい本」として「ファスト&スロー」では行動経済学という分野を知ることができましたし、添付の図にはありませんが「人新世の『資本論』」は私が言いたかったことをズバッと言ってくれて感激しました。

私の好きな本を紹介し始めるときりがありませんが、本を選ぶ時の本質は「眠るため」ではなく「感動する本」です。そして、私の「感動する本」の定義は3つです。
・すなおに感動する本
・知らなかった知識を教えてもらって感心する本
・自分の言いたかったことを代弁してくれて「そう、これが言いたかったこと」と感激する本

この図の中の本、どれも、おススメですよ。

あるまかんポイント
・本文にも書きましたがこの図のようなものをJPEGで作ってオンラインミーティングの背景にすると話題になっておもしろいですよ。
・気に入った本は読み返すために残していますが、そうでない本は知人に差し上げています。
・この図は著作権違反にならないという判断で掲載しています。
・新しい本を買った日は「寝るのが楽しみ」になります。変な表現ですが。

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