フリーランスとして働くということ
ただ、登録した分野で能力も実績もない私のような人間が「フリーランス」を語るのはおこがましいということに今になって気が付きました。クラウドソーシングサイトには「経験のない人でも稼げるようになる」という甘い誘い文句が書かれていますが、それなりの金額を稼ぐことができるようになるには、やはり、経験と実績を積み重ねていかないとだめなことはもちろん、そのための営業努力や人的ネットワークや情報収集力が不可欠です。少々、文章を書くことが好きだというだけで稼げるような甘い世界ではありません。やはり、会社勤めしか経験のない人間は独力で道を切り開いていくという厳しさの理解が足りないようだと反省しています。
反省しながら、二人の友人のことを考えています。
ひとりは一級建築士の資格を持ち、大手ディベロッパーから委託を受けてマンションなどの設計図を描いているフリーランス、もうひとりはフリーのヘアメイクアーチストで多方面のクライアントの仕事をこなしています。どちらも経験豊富で、多くの実績を持っています。私も会社員時代は多くの経験をして、実績を残してきたと自負していますが、今になって思うと「フリーランスとして堂々と食っていける経験/知識/実績が無い」ことに愕然とします。そして、友人の二人ともが「核となる技術以外の周辺の仕事(事務、営業、売掛管理など)が大変」と嘆いていたことに内心「簡単だろ」と感じていたことを謝罪したい気持ちです。
今、世間では「副職を持とう」「雇用の流動化としてフリーランスもひとつの選択肢」というような風潮があるように思いますが「(会社員としての)本業の領域でフリーランスとして人的マーケットに打って出ることができるか?」と自問自答してみることが必要なのではないかと感じます。
残念ながら私はそこまで自分を磨くことができていなかったようです。
・私は「ブログ記事を書くフリーライター養成」のための通信講座は受講しましたが、結局は「それがどうした」レベルの内容でした(必要ですが十分ではないという意味です)。
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