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ポピュリズム

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 ポピュリズム辞書を作ってみました。 ポピュリズムとは。 「民主主義は多数決」の名のもとに、国民のご機嫌取りの施策を連発する政治のこと ビジョンの無い短視眼的な政策のこと 今の日本の政党全てを表現する便利な言い方 ご機嫌取りの政策を、「政治」と勘ちがいしている国民が喜ぶ政策 国民民主党、立憲民主党、日本維新の会と、自民党、公明党、共産党の違いを、曖昧にするもの ポピュリズムではないもの 経済的成長が必須だと考えることに疑問を持つこと 「分断」「弱者」「貧富の差」を、レトリックとして使用しないこと 統計(的なもの)で、誤魔化さないこと ロジックが明確に説明できるもの(例:備蓄米を随意契約にすれば米の価格が下がるというロジックがどこにも存在しない) ポピュリズムが関係する問題 令和の米騒動 SMS選挙 年収の壁 等々 最大のポイント ポピュリズム政治は是か非か? AIに「ポピュリズムを表す画像」と指定すると・・・ 上段:Google、下段:Microsoft ちなみに、ChatGPTに「日本のポピュリズムを表現する画像」とプロンプティングしたら、山本太郎と立花孝志と斎藤元彦の画像が出てきましたが、危険なので、掲載していません。(WWW)

日本の評判・・・ホント?・・・お天道様が見ている

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YouTubeにアップされている動画の中に、訪日外国人旅行者に食事をご馳走しながら、日本の印象を聞いているものが多くある。そんな動画を見るのは嫌いではない。それは「日本が褒められているから」。 何が褒められているのか。 ・街が清潔でゴミが落ちていない:ごみ箱がたくさん設置されている訳ではないので、人々はゴミを捨てないで持って帰る ・人々が、みんな礼儀正しく親切である:英語が話せなくても、困っている外国人がいたら、何とかして助けようとしてくれる ・食べ物がおいしい:とくに、ラーメンと寿司 ・伝統的なものと近代的なものが融和している:建物のことらしい 話は変わるが、最近、「日本人は『お天道さまが見ている』という日本の心を忘れたのか」と感じることが多々ある。 ・ごみ収集日でもないのに、ごみを道路に出すがいる ・空き缶やたばこの吸い殻を道端に捨てる輩もいる ・挨拶もできない大人が多い ・困っている人がいても知らん顔をして通り過ぎる ・コスパだけを考えた食べ物が多く、本当の味を提供できない店が多い さて、前半の「外国人に褒められるニッポン」と、「私が感じる『お天道様が見ている』を忘れた日本人」のどちらが、実体なのだろうか。見方によっては、正反対である。 考察1:YouTubeの撮影者は、食事をおごる外国人に「日本の良さ」のコメントを強要しているのではないか(ほとんどが同じコメントである) 考察2:その外国人たちは、食事をおおごってもらうので、忖度しているのではないか 考察3:YouTubeの撮影場所は、ほとんどが、渋谷などの繁華街だが、外国人たちは、裏側まで見ていないのではないか 考察4:ごみのポイ捨てを無神経に行う輩は、若者に限らないようだが、年齢以外の属性を調査することで、「挨拶ができない」「困っている人を助けない」との共通項がつかめるのではないか 考察5:コンビニ、回転ずし、ラーメンを日本代表と思われていいのか 結論1:間違いない 結論2:多分、間違いない 結論3:間違いない 結論4:非常に興味深いが、「お天道様が見ている」という意識も併せて調査すべし 結論5:日本人も、そう思っているようだ で、実は考察4以外は、あまり興味が無い。 「お天道様が見ている」が日本の道徳観だと思っているが、宗教観でもあるような気がする。 日本人は、貧しくなったのだろうか。精神的に。

読後感想文「遠い太鼓」村上春樹

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  (投稿タイミングの早さを重視しましたので、内容が薄くなっています。いずれ、書きなおします) 僕は「ハルキスト」ではない。だが、村上春樹の本の8割くらいは読んでいる。その始まりは、大学の合格祝いにもらった図書券だった。その図書券で買ったのは、泉谷しげるの写真集と村上春樹の「1973年のピンボール」だった。当時から泉谷しげるのファンだったが、「村上春樹」という名前は知らず、自分が「ピンボールが得意」と言う理由だけの、ジャケ買いならぬ「タイトル買い」だった。 「1973年のピンボール」にはビールを飲む場面が多く描かれており、その影響で、飲めなかったビールが飲めるようになったことを覚えている。ただ、本当のハルキストの方々には申し訳ないが、それ以外の作品の印象はそれほど強くない。 そんな僕が一冊だけどうしても紹介したい村上作品がある。 「遠い太鼓に誘われて私は長い旅に出た・・・」というトルコの詩の引用から始まる「遠い太鼓」だ。小説ではない。紀行文とか、滞在記というような種類の作品で、ギリシアとイタリアでの氏(と夫人)の生活風景を綴ったものなのだ。もう10回以上読み返している。8回くらい読んだところで、その単行本がボロボロになったため、新しいものに買い替えた。それくらい気に入っている。 どこが気に入っているのか。 まず、文体と内容の穏やかさである。小説であれば、その展開のために、何らかの事件や出来事が必要だが、この本にはスリルやサスペンスと言うものは無い。未知の土地での生活なのでいろいろと面倒なことは起きる。それでも、この本を読むと落ち着いた気分になる。私は、日中に読書をするという習慣は無く(仕事関係は別だが)、夜、ベッドに入って「眠くなるまで読む」ことを趣味としている。この本は、日中に起きた僕のまわりの煩わしい出来事をすべて忘れさせてくれて、穏やかに眠りに入ることができる。どうしても自分で昇華(消化)し切れない問題を抱えている時、この本を読むと気分が落ち着き、その問題を忘れることができる。 もうひとつは、村上氏自身が主人公として前面に出ていないことだ。特に現地の人との交流の描写は秀逸である。 ギリシアの賃貸レジデンスの管理人であるヴァンゲリス氏とのやり取り。雑貨屋のアナルギロス氏との会話。いろいろな人々との心の通い合い方は村上氏の人間力によるものかもしれない。 ベ...

授業のアイデア「新聞の読み方」(教案)

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(投稿タイミングの早さを重視しましたので、内容が薄くなっています。いずれ、書きなおします) 小学校高学年の先生、中学校の先生、外国人向け日本語教師の皆さんに授業のアイデアを提供します。もしかすると、高校の先生も使えるかもしれません。是非、参考にしてください。 このアイデアは、私が実際に日本語学校の上級学生の教師として試していたものです。 用意するもの:ひとつの新聞記事のコピー(全員分)、ステークホルダー分析シートA、B ・望ましい記事:国際情勢、政治、社会情勢など(なるべく関係する人や組織が多いもの) ・好ましくない記事 :事件(殺人、単純な事故)、芸能、スポーツの結果、家庭欄、株式欄、コラム、社説 授業のステップは3つです。45分、50分授業では、少し時間が足りないかもしれません。できれば1日の内で完結させた方がいいと思いますので、できれば、2限をつなげて行うのが望ましい形です。そうしないと、新鮮味がなくなるので、最悪の場合でも2日で仕上げるのが良いと思います。  個人タスクとグループタスクがありますが、予め、4~5人のグループを組んでおくと便利です。  1.見出しから内容を想像する(個人) まず、教師が見出しだけを板書します。この時点では、まだ、記事のコピーは配りません。 その見出しを見て生徒に「何の記事か」を考えさせて、発表させます。 2.記事を読む(個人) 各自にコピーを配ります。(注:記事は全員同じものです) 時間(10分程度)を指定して、新聞を黙読させます。 その際に、読めない漢字や、意味のわからないことばに線を引かせます。 3.記事を抄読する(グループ) (時間を決めて)読めない漢字や意味のわからないことばを発表し合い、助け合って、解決していきます。 それでもわからないものは紙に書き出しておくように指導します。 制限時間が来たら、各グループから、読めない漢字を発表させ、教師がそれを解説します。(板書を利用) それに続けて、意味のわからないことばを発表させ、教師が解説します。(板書を利用) 4.ステークホルダー分析Aを行う(グループ) その記事に登場する人物(または役職)や組織を抽出させ、ステークホルダー分析シートAに書かせます。 時間が来たら、各グループからひとつずつ発表してもらいます。その際、重複を避けるため、板書を使って、発表され...

1月7日に投稿したなぞなぞの答え

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1月7日に投稿した「なぞなぞです。『でまかせ』と『いいだしっぺ』」記事がアクセス数30を越えましたので、約束の通り、なぞなぞの答えをお知らせします。 第1問:「でまかせ」ばかりを言い続けたら何になりますか? でまかせ・・・でまかせ・・・demakase・・・demokase・・・democrase・・・democracee・・・democracy・・・デモクラシー 「でまかせ」ばかりを言い続けたら「デモクラシー」。「democracy」。つまり「民主主義」になりました。 近年「民主主義は終わった」と言われます。民主主義は「でまかせ」だったのでしょうか。そもそも、民主主義とは何だったのでしょうか。日本は社会の形としては民主主義で、良い意味の社会主義とも言われますし、似非民主主義とも言われます。特に、日本の健康保険制度は優れモノで、他の国ではまねできません。これは、貧富の差や高齢化を越えたもので、ほとんど活用していない私でも「素晴らしい」と思っています。かつて、米国でオバマ氏が導入に挑戦しましたが、助け合うという精神の無い国では困難だったようです。 イデオロギー面を見た場合、もちろん、ロシアや中国は民主主義ではありません。でも、アメリカは民主主義でしょうか。ドイツは?イギリスは?フランスは?民主主義の次に来るxx主義が何なのか楽しみです。 実は、むかし、英語圏の友人に「でまかせ」といったら「democracy ?」と聞き返されました。 第2問:「いいだしっぺ」を続けたら何になりますか? 「いいだしっぺ」は何らかのアイデアを人に先駆けて言葉で表現することです。「沈黙は金なり」「男は黙ってxxxxビール」「不言実行」の対極にありますが、あまり、良い意味では使われていません。 では、「いいだしっぺ」も何度か続けて声に出してみましょう。 いいだしっぺ・・・いいだしっぺ・・・いいだしっぺ。ここまでで答えがわかりますか。 続けます。 いいだしっぺ・・・iidashippe・・・Uidashippe・・・Luidashippe・・・Leidashippe・・・Leadashippe・・・Leadershippe・・・Leadership・・・リーダーシップ 何と!「いいだしっぺ」が「リーダーシップ」に変わりました。あまり良い意味ではないはずが、良い意味の言葉になりましたが、ある面では...

けーへん、こーへん、きーひん

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 電車で6つ先の駅に住んでいる孫(男の子、7歳)が我が家に一泊旅行に来ました。 「きょうは、お姉ちゃんは来ないの?」と聞くと「こーへん」と答えました。 「ん?」と思って、「えっ?」と聞き返すと「こーへん」と言います。 翌週、今度はもうひとりの孫(女の子、12歳)が我が家に泊まりに来ました。 「弟は来ないの?」と聞くと、「こーへん」と答えます。もう一回聞いても「こーへん」と答えます。 孫の7歳の男の子は神戸生まれですが、4歳の時に引っ越して、今は、大阪に住んでいます。 孫の12歳の女の子は、福井で生まれて、神戸で10歳まで過ごし、今は、大阪です。 「こーへん」は「来ない」の神戸弁です。大阪では「けーへん」と言います。ちなみに、京都では「きーひん」と言います。 言いたいこと ・関西はひとつとちゃうで‼‼‼ ・言葉を覚えた土地が母語や‼‼‼ ・方言は面白い‼‼‼ 以上‼‼‼ それが何やねん!という話です。知らんけど。 2025.01.21追伸 孫二人の母親(義理の娘、つまり息子の嫁)に「君の出身地の富山では何という?」と聞きました。「来ん(こん)」だそうです。

なぞなぞです。「でまかせ」と「いいだしっぺ」

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 なぞなぞです。 第1問:「でまかせ」ばかりを言い続けたら何になりますか? 第2問:「いいだしっぺ」を続けたら何になりますか? 答えは、このブログ記事の閲覧数が30を越えたら、記事を更新してお知らせします。