日本の評判・・・ホント?・・・お天道様が見ている

YouTubeにアップされている動画の中に、訪日外国人旅行者に食事をご馳走しながら、日本の印象を聞いているものが多くある。そんな動画を見るのは嫌いではない。それは「日本が褒められているから」。

何が褒められているのか。

・街が清潔でゴミが落ちていない:ごみ箱がたくさん設置されている訳ではないので、人々はゴミを捨てないで持って帰る
・人々が、みんな礼儀正しく親切である:英語が話せなくても、困っている外国人がいたら、何とかして助けようとしてくれる
・食べ物がおいしい:とくに、ラーメンと寿司
・伝統的なものと近代的なものが融和している:建物のことらしい

話は変わるが、最近、「日本人は『お天道さまが見ている』という日本の心を忘れたのか」と感じることが多々ある。

・ごみ収集日でもないのに、ごみを道路に出すがいる
・空き缶やたばこの吸い殻を道端に捨てる輩もいる
・挨拶もできない大人が多い
・困っている人がいても知らん顔をして通り過ぎる
・コスパだけを考えた食べ物が多く、本当の味を提供できない店が多い

さて、前半の「外国人に褒められるニッポン」と、「私が感じる『お天道様が見ている』を忘れた日本人」のどちらが、実体なのだろうか。見方によっては、正反対である。

考察1:YouTubeの撮影者は、食事をおごる外国人に「日本の良さ」のコメントを強要しているのではないか(ほとんどが同じコメントである)

考察2:その外国人たちは、食事をおおごってもらうので、忖度しているのではないか

考察3:YouTubeの撮影場所は、ほとんどが、渋谷などの繁華街だが、外国人たちは、裏側まで見ていないのではないか

考察4:ごみのポイ捨てを無神経に行う輩は、若者に限らないようだが、年齢以外の属性を調査することで、「挨拶ができない」「困っている人を助けない」との共通項がつかめるのではないか

考察5:コンビニ、回転ずし、ラーメンを日本代表と思われていいのか

結論1:間違いない
結論2:多分、間違いない
結論3:間違いない
結論4:非常に興味深いが、「お天道様が見ている」という意識も併せて調査すべし
結論5:日本人も、そう思っているようだ

で、実は考察4以外は、あまり興味が無い。
「お天道様が見ている」が日本の道徳観だと思っているが、宗教観でもあるような気がする。
日本人は、貧しくなったのだろうか。精神的に。


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