【アナログレコード My Best】5位 「生まれたところを遠く離れて」(浜田省吾)

 

「ジャケ買い」ということばがありますが、このアルバムは、まさにジャケ買いでした。

センチメンタルな20歳の青年(私)は、タイトルの「生まれたところを遠く離れて」ということばの響きと、1曲目の「路地裏の少年」という曲名を自分と重ね合わせたのでした。私は生まれたところを遠く離れて下宿生活をし、ジーンズのポケットに手を突っ込んで路地裏を歩くような生活をしていたのです。

というのは妄想の世界で、実際は実家から80Kmくらい離れたところで麻雀狂いの学生生活でした。(通おうと思えば通えたのですが実家から出たかったので)

ただ、このLPレコードを買った時は「浜田省吾」という名前も、愛奴(あいど)のメンバーだったことも、吉田拓郎のバックバンドだったことも知りませんでした。レコード屋でたまたま手に取ったLPレコードがこれだったのです。

このアルバムはハマショー(浜田省吾)のデビューアルバムです。今では、この年代の日本のミュージシャンの大御所ですが、ジャケ買いしたシンガーがここまで成長(?)してくれて私は幸せです。

擦り切れるくらい聞いているので、ほとんど、そらで歌えます。

あるまかんポイント
・1曲目の「路地裏の少年」はシングルカットされていますが、シングルレコードでの歌詞とLPレコードでの歌詞が違うのです。カラオケではシングルレコードの歌詞が画面に出てきますが、LPレコードでの歌詞で歌うことができるのが私の自慢です👍
・タイトル曲の「生まれたところを遠く離れて」は10分以上の長い曲ですが、物語性があるので聞いていても長く感じません。
・「街角の天使」はロッド・スチュワートのアルバム「Atlantic Crossing」の中の「This Old Heart of Mine」にそっくりということで騒がれたこともある曲です。ただ、私はロッド・スチュワートのファンでもあるので許しましょう。(ロッド・スチュワートについては「私のアナログレコード」の番外編で書くつもりです。ロッド・スチュワートのアルバム「Atlantic Crossing」を第6位にしたかったのですが、あいにく妻のレコードなので)。

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