京都 醍醐寺で 鶴田一郎~ミューズたちの祈り~

 

2022年10月18日、京都の醍醐寺で開催されている「醍醐寺霊宝館秋季特別展 鶴田一郎~ミューズたちの祈り~」に行ってきました。

鶴田一郎画伯は化粧品会社ノエビアのCMで美人画(添付)を披露した画家です。CMをご存知ない方でも「ああ、これか」とおわかりになると思います。

平日だったのと京都の紅葉にはまだ少し早かったため、館内は混雑しておらず、ゆっくりと作品を拝見することができました。

近年は美人画にとどまらず、仏画や琳派をイメージした絵画の創作も行っておられ、それらもすべて展示されており有意義な時間を過ごすことができました。

作品は素晴らしいものばかりでしたが、それだけではなく、醍醐寺が保有する国宝、重要文化財の仏像が鶴田一郎画伯の作品群の間に展示されており、素晴らしいコラボレーションでした。

また、DVDで映されていたインタビュー映像の中で「美人画の職人ではなく芸術の制作者として名前を高めていかないと私の絵を持っている方に申し訳ない」「美しいものを美しく描いているだけであり、絵画の奥に何らかの意図を持っているものではない」という意味のことを仰っていましたが、ご自分の作品、芸術、人生などを論理的に語られる方だという印象で、それが作品にも投影されているのだと感じました。

(この展覧会は2022年12月4日まで開催されています)

あるまかんポイント
・「空海推し」の私にとって醍醐寺は馴染みの深いお寺で、今年の6月に拝観に訪れたばかりでした。(醍醐寺については、別の記事に書くことにします)
・私のこのブログには、弥勒菩薩のことやヒガンバナのことを書いていますが、鶴田画伯もモチーフとして弥勒菩薩、ヒガンバナを取り入れられていることを知り、大変驚くとともに、失礼ながら親近感を覚えました。


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