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外来生物の是非

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  近所でこの花を見た時、直感的に「これは日本の花ではない」と思いました。どう見ても暑い国に咲いている花のように感じたのです。家に帰って調べてみると、案の定「中南米原産のランタナ」という花でした。線路わきにも咲いていましたし、道路の中央分離帯にも咲いていました。そして、ホームセンターの園芸コーナーにも売っていました。こんな花があることを知らなかったのは私の勉強不足かもしれませんが、あまり拡がってしまうのもどんなものかとも思います。 ヒガンバナから始まって、ハナミズキ、ヌートリア、そして、このランタナと外来生物を紹介してきました。「ヒガンバナとハナミズキは好きだが、ヌートリアとランタナはいかがなものか」という境界線はあくまで私の好みですが、国立環境研究所の「侵入生物データベース」で「要注意」とされているものは、やはり「要注意」なのではないでしょうか。そのデータベース 国立環境研究所侵入生物DB でも、ヒガンバナとハナミズキは掲載されていませんが、ヌートリアは「特性外来生物」とされ、ランタナは「要注意外来生物」に指定されています。 あるまかんポイント ・もともと日本は海外から文明や文化、人までをも取り入れて成立・発展してきた国です。インバウンドに目くじらをたてていたらどうしようもないのかもしれません。ただ、「特定要注意外来文化(?)」でないことだけはしっかり確認すべきだと思います。

今年の彼岸花

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  今年(2022)の彼岸花探索先は、京都府亀岡市の穴太寺(あなおじ)付近でした。以前に紹介した巾着田(埼玉県)は全くの観光地ですが、こちらは田んぼのあぜ道に咲いています。訪問日(2022.9.24)はまさに真っ盛り。一部は枯れ始め、でも一部はこれから咲くぞという感じです。ご興味のある方、たぶん、あと1週間で終わっちゃいますよ。急いでください。 このあたりは、彼岸花が終わると、コスモスの盛りになるようです。 あるまかんポイント ・この記事を書いた前後から、新聞でもヒガンバナの記事を多く見かけるようになりました。来年はどこか訪れてみたいものです。 ・奈良の飛鳥もヒガンバナが有名だそうです ・ 兵庫県加古川市の円照寺で5色のヒガンバナが咲くそうです ・ 徳島の勝浦町では道路沿い300メートルがヒガンバナで真っ赤に染まるそうです

単身赴任の準備

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  9月27日の記事で「単身赴任の分類項目」を書いてみました。その意図は単身赴任の準備です。単身赴任を始めるにあたってはいろいろな準備が必要です。特に家財道具や生活雑貨は何を揃えていいか迷ってしまうものです。 海外赴任の場合、アジアと欧米とその他の国では事情が違います。欧米では家具付きのケースが多いという理由もありますが、どちらにしても単身赴任の場合は日本から家具や生活雑貨を持っていくことはないと思うので、この記事の対象からは外すことにします。 また、短期の場合も家具を充実させるまでには至らないと思います(余程の収入がある場合は別ですが)ので、これも対象外とします。 と、いうわけで私のモデル「男性、長期、東京、会社の福利厚生はほどほどに良い」くらいを基準に準備物の話をします。 [家具] ・ベッド:高級なものでなくても大きくなくてもいいですが、よほど几帳面な人でないと床に引いた布団の上げ下げは大変ですし、部屋に布団をいれるための押し入れが無い場合もあります ・洋服ダンス:押し入れの代わりに部屋に洋服掛けがついている場合もあります。住居の設備に合わせましょう ・チェスト:小さなものでもひとつあれば、下着、靴下、タオルなどをいれておくのには便利です ・カーテン:家具というよりも、部屋の生活感を出すために、できれば揃えたいですね ・テーブル:部屋の大きさによりますが、これがあると部屋らしくなりますし、机代わりにも使えますので、買っておきたいですね [電化製品] ・照明器具:見栄えのいい裸電球用のシーリングソケットを使いました(おすすめです) ・冷蔵庫:料理をするのならあったほうがいいです(私は持っていました) ・洗濯機:洗濯のサイクルと近所でのコインランドリーの有無で決めればいいと思いますが、今の洗濯機はスイッチを押すだけで全てやってくれるので便利です(私は持っていました) ・乾燥機:お金に余裕のある人はどうぞ ・掃除機:間違いなく必須です ・テレビ、ラジオ、ステレオ:ネットの時代なので・・・・ ・パソコン:いりますよね [台所用品] ・オーブントースターレンジ:朝ごはんは「パン」という人は、是非、買ってください ・フライパン:野菜炒め、焼きそば、パスタなどを作るのには便利です ・鍋:単身赴任の初期はおでん、サバみそ、肉じゃがを作ったりしましたが、最終的にはラーメン...

「ワーク・ライフ・バランス」の3

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  (ワーク・ライフ・バランスの続きです) 15年くらい前でしょうか。私の部署にどうしても人員が必要になり採用活動を始めました。 ある日、面接に、ひとりの女性が来社しました。面接官は私です。「どうして、当社への入社を希望されているのですか?」と質問したところ、おどろくべき返答が・・・。「私、寿(ことぶき)で前の会社を退職したのですが、家にいてもヒマで・・・」。本人がワーク・ライフ・バランスということばを意識していたかどうかは不明ですが、面接官にそんな答えはないでしょう。(Dの例です)

単身赴任の分類

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  単身赴任についてのTipsをお届けするにあたって、まず、単身赴任の分類をしてみたいといます。それによって、物の準備、心の準備が違ってくるのではないでしょうか。ただ、あなたの単身赴任形態が、どの分類であったとしても 「生活の質/リズムを崩さないこと」が一番大切 です。 分類項目は以下の通りです。

「ワーク・ライフ・バランス」の2

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(ワーク・ライフ・バランスの続きです) 図を見てください。縦軸を仕事のパフォーマンス(自己満足度ではなく、客観的なパフォーマンス)、横軸を私生活の充実度(こちらは客観的ではなく主観的な満足度)において、4つの象限と0地点を表してみました。つまり、仕事と私生活の「品質」を軸としているという意味です。(この図は、私のオリジナルで、どこかの権威に認められたものではありません。) おわかりいただけますように、A「仕事のパフォーマンスは上々、私生活も充実」B「仕事はばっちり、でも私生活を犠牲にしている」C「仕事のパフォーマンスは良くないが、私生活は楽しんでいる」D「仕事も私生活もダメだ」の4つです。当然、目指すはAだと思われます。「思われます」と書いたのは、「いや、俺はBだ」「私はCがいい」「もうDでいいや」という例外的な人が間違いなく存在するからです。でも、そう言っていても話が進まないので、「理想はA」という前提とさせていただきます。

自分に合った仕事をマイペースで?

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  (この文は懸賞公募に応募したエッセイですが、落選で著作権が手許に残りましたので、ここに掲載しています) 学生時代に就職活動を始めた時は「自分に合った職業につきたい」と考えていました。社会で仕事をするなら、それが一番幸せだと思っていました。「あぁ、自分に合った仕事をしていてよかった」と思えた時の幸福感は何物にも代えられません。 同時に「マイペースで仕事をしたい」とも思っていました。他人のペースではなく自分の好きなやり方やスピードで仕事をしていると自分の世界に浸ることができます。 でも、その時に考えたのです。自分に合った職業って何だろう?マイペースってどんなペースだろう?こんな質問にどう答えればいいのでしょうか。その当時はインターネットという便利なものはなく、誰に聞けばいいのかもわかりません。もちろん、友だちや先輩に聞いてみるという方法はあったのですが、考えてみると変な質問で、誰にも聞くことはできませんでした。仕事をするというのは、こんな質問への答えを探すことそのものだと思うのです。私がそれに気がついたのは、社会に出て仕事をしてしばらくしてからのことでした。