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9月, 2022の投稿を表示しています

外来生物の是非

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  近所でこの花を見た時、直感的に「これは日本の花ではない」と思いました。どう見ても暑い国に咲いている花のように感じたのです。家に帰って調べてみると、案の定「中南米原産のランタナ」という花でした。線路わきにも咲いていましたし、道路の中央分離帯にも咲いていました。そして、ホームセンターの園芸コーナーにも売っていました。こんな花があることを知らなかったのは私の勉強不足かもしれませんが、あまり拡がってしまうのもどんなものかとも思います。 ヒガンバナから始まって、ハナミズキ、ヌートリア、そして、このランタナと外来生物を紹介してきました。「ヒガンバナとハナミズキは好きだが、ヌートリアとランタナはいかがなものか」という境界線はあくまで私の好みですが、国立環境研究所の「侵入生物データベース」で「要注意」とされているものは、やはり「要注意」なのではないでしょうか。そのデータベース 国立環境研究所侵入生物DB でも、ヒガンバナとハナミズキは掲載されていませんが、ヌートリアは「特性外来生物」とされ、ランタナは「要注意外来生物」に指定されています。 あるまかんポイント ・もともと日本は海外から文明や文化、人までをも取り入れて成立・発展してきた国です。インバウンドに目くじらをたてていたらどうしようもないのかもしれません。ただ、「特定要注意外来文化(?)」でないことだけはしっかり確認すべきだと思います。

今年の彼岸花

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  今年(2022)の彼岸花探索先は、京都府亀岡市の穴太寺(あなおじ)付近でした。以前に紹介した巾着田(埼玉県)は全くの観光地ですが、こちらは田んぼのあぜ道に咲いています。訪問日(2022.9.24)はまさに真っ盛り。一部は枯れ始め、でも一部はこれから咲くぞという感じです。ご興味のある方、たぶん、あと1週間で終わっちゃいますよ。急いでください。 このあたりは、彼岸花が終わると、コスモスの盛りになるようです。 あるまかんポイント ・この記事を書いた前後から、新聞でもヒガンバナの記事を多く見かけるようになりました。来年はどこか訪れてみたいものです。 ・奈良の飛鳥もヒガンバナが有名だそうです ・ 兵庫県加古川市の円照寺で5色のヒガンバナが咲くそうです ・ 徳島の勝浦町では道路沿い300メートルがヒガンバナで真っ赤に染まるそうです

単身赴任の準備

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  9月27日の記事で「単身赴任の分類項目」を書いてみました。その意図は単身赴任の準備です。単身赴任を始めるにあたってはいろいろな準備が必要です。特に家財道具や生活雑貨は何を揃えていいか迷ってしまうものです。 海外赴任の場合、アジアと欧米とその他の国では事情が違います。欧米では家具付きのケースが多いという理由もありますが、どちらにしても単身赴任の場合は日本から家具や生活雑貨を持っていくことはないと思うので、この記事の対象からは外すことにします。 また、短期の場合も家具を充実させるまでには至らないと思います(余程の収入がある場合は別ですが)ので、これも対象外とします。 と、いうわけで私のモデル「男性、長期、東京、会社の福利厚生はほどほどに良い」くらいを基準に準備物の話をします。 [家具] ・ベッド:高級なものでなくても大きくなくてもいいですが、よほど几帳面な人でないと床に引いた布団の上げ下げは大変ですし、部屋に布団をいれるための押し入れが無い場合もあります ・洋服ダンス:押し入れの代わりに部屋に洋服掛けがついている場合もあります。住居の設備に合わせましょう ・チェスト:小さなものでもひとつあれば、下着、靴下、タオルなどをいれておくのには便利です ・カーテン:家具というよりも、部屋の生活感を出すために、できれば揃えたいですね ・テーブル:部屋の大きさによりますが、これがあると部屋らしくなりますし、机代わりにも使えますので、買っておきたいですね [電化製品] ・照明器具:見栄えのいい裸電球用のシーリングソケットを使いました(おすすめです) ・冷蔵庫:料理をするのならあったほうがいいです(私は持っていました) ・洗濯機:洗濯のサイクルと近所でのコインランドリーの有無で決めればいいと思いますが、今の洗濯機はスイッチを押すだけで全てやってくれるので便利です(私は持っていました) ・乾燥機:お金に余裕のある人はどうぞ ・掃除機:間違いなく必須です ・テレビ、ラジオ、ステレオ:ネットの時代なので・・・・ ・パソコン:いりますよね [台所用品] ・オーブントースターレンジ:朝ごはんは「パン」という人は、是非、買ってください ・フライパン:野菜炒め、焼きそば、パスタなどを作るのには便利です ・鍋:単身赴任の初期はおでん、サバみそ、肉じゃがを作ったりしましたが、最終的にはラーメン専用にな

「ワーク・ライフ・バランス」の3

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  (ワーク・ライフ・バランスの続きです) 15年くらい前でしょうか。私の部署にどうしても人員が必要になり採用活動を始めました。 ある日、面接に、ひとりの女性が来社しました。面接官は私です。「どうして、当社への入社を希望されているのですか?」と質問したところ、おどろくべき返答が・・・。「私、寿(ことぶき)で前の会社を退職したのですが、家にいてもヒマで・・・」。本人がワーク・ライフ・バランスということばを意識していたかどうかは不明ですが、面接官にそんな答えはないでしょう。(Dの例です)

単身赴任の分類

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  単身赴任についてのTipsをお届けするにあたって、まず、単身赴任の分類をしてみたいといます。それによって、物の準備、心の準備が違ってくるのではないでしょうか。ただ、あなたの単身赴任形態が、どの分類であったとしても 「生活の質/リズムを崩さないこと」が一番大切 です。 分類項目は以下の通りです。

「ワーク・ライフ・バランス」の2

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(ワーク・ライフ・バランスの続きです) 図を見てください。縦軸を仕事のパフォーマンス(自己満足度ではなく、客観的なパフォーマンス)、横軸を私生活の充実度(こちらは客観的ではなく主観的な満足度)において、4つの象限と0地点を表してみました。つまり、仕事と私生活の「品質」を軸としているという意味です。(この図は、私のオリジナルで、どこかの権威に認められたものではありません。) おわかりいただけますように、A「仕事のパフォーマンスは上々、私生活も充実」B「仕事はばっちり、でも私生活を犠牲にしている」C「仕事のパフォーマンスは良くないが、私生活は楽しんでいる」D「仕事も私生活もダメだ」の4つです。当然、目指すはAだと思われます。「思われます」と書いたのは、「いや、俺はBだ」「私はCがいい」「もうDでいいや」という例外的な人が間違いなく存在するからです。でも、そう言っていても話が進まないので、「理想はA」という前提とさせていただきます。

自分に合った仕事をマイペースで?

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  (この文は懸賞公募に応募したエッセイですが、落選で著作権が手許に残りましたので、ここに掲載しています) 学生時代に就職活動を始めた時は「自分に合った職業につきたい」と考えていました。社会で仕事をするなら、それが一番幸せだと思っていました。「あぁ、自分に合った仕事をしていてよかった」と思えた時の幸福感は何物にも代えられません。 同時に「マイペースで仕事をしたい」とも思っていました。他人のペースではなく自分の好きなやり方やスピードで仕事をしていると自分の世界に浸ることができます。 でも、その時に考えたのです。自分に合った職業って何だろう?マイペースってどんなペースだろう?こんな質問にどう答えればいいのでしょうか。その当時はインターネットという便利なものはなく、誰に聞けばいいのかもわかりません。もちろん、友だちや先輩に聞いてみるという方法はあったのですが、考えてみると変な質問で、誰にも聞くことはできませんでした。仕事をするというのは、こんな質問への答えを探すことそのものだと思うのです。私がそれに気がついたのは、社会に出て仕事をしてしばらくしてからのことでした。

単身赴任経験者:自己紹介

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約20年間、東京で単身赴任生活をしていましたが、2017年、定年退職とともに単身赴任生活を終えました。それから既に5年が経過していますが、これから単身赴任生活にチェレンジしなくてはいけない方にTipsをお届けします。 次回のブログ投稿で、単身赴任のタイプを分類してみたいと考えていますが、私のケースのキーワードは「大阪から東京へ、期限なし、仕事優先」というところでしょうか。 でも20年の単身赴任生活の間に転職と転居を経験していますので、生活だけではなく、仕事に対する考え方や、休日の過ごし方などについてTipsを提供することができると思います。 あるまかんポイント ・単身赴任についてのこれからの記事は「単身赴任の準備」「単身赴任の心構え」「単身赴任のメリットとデメリット」などを予定しています。 有閑館館主

外来生物の話

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「花水木」の記事で「外来種」の話をしました。今回も続きます。 さて、この写真に写っている動物は何でしょう?自宅から車で30分くらいのところにある(と言っても都市部です)府民公園で撮った写真です。この写真だけでは大きさがわかりにくいですが、体調は約35cmくらいでしょうか。 答えは「ヌートリア」と言います。原産地は南米ですが、1930年頃、毛皮を取るために輸入されて繁殖し(繁殖させられ?)、それが下火になって野に放されたというわけです。

男女平等は教育から

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  違う、違う、違うんです。そういうことじゃないんです。男女平等というのは、そういうことじゃないんです。女性の政治家を増やすことでも、選挙での女性候補者を増やすことでも、企業で女性の取締役を増やすことでも、女性の管理職を増やすことでもないんです。 国際経済フォーラムがなかなか日本の男女平等ランクを上げてくれなくて、政治家のみなさんが四苦八苦されているのはわかります。でも、それは本質じゃないんです。男女平等というのは「性別に関係なく夢を追いかけることができる」という意味なんです。だから、教育が必要なんです。教育と言っても、大学での高等教育の話ではありませんし、男は度胸、女は愛嬌を教える教育でもありません。子どもたち全員の夢はかなわないかもしれません。でも、夢を持つための教育が必要なのです。

花水木

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 9月14日のブログで「彼岸花(曼殊沙華)」を紹介しました。 きょうは、もうひとつの私の好きな花「花水木(ハナミズキ)」を紹介します。 この写真は国会議事堂の前にある憲政記念館の横の国会前庭で撮ったものです。どうして、ここにハナミズキが植えてあるかを知っておられる方も多いと思いますが、1912年に日本から米国に桜の木(ポトマック河畔に咲いているもの)を送ったお礼として米国から送られてきたものが咲いているのだそうです。桜が散ってつつじが咲くまでの短い間に白や薄紅色のハナミズキが咲きます。 見栄えがいいのは短い期間で、すぐに散ってしまうのが桜に似ていますが、おしとやかな姿はとてもいいものです。

「ワーク・ライフ・バランス」の1

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実は、「ワークライフバランス」「グローバリゼーション」「ダイバーシティ」「イノベーション」という4つの言葉が嫌いです。 どうしてかというと、4つとも使う人/団体/組織によって意味がバラバラだったり薄っぺらだったりで、いまだにバズワードのように感じるからです。 まず、今回は「ワーク・ライフ・バランス」。 ワーク(仕事)とライフ(生活or人生?)のバランスって、何のバランス?思いつくのは、時間、意識、金、場所・・・・等がありますが、このことばを作った人は何を想定していたのでしょうか。 日本の内閣府は2007年に「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」( 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章 - 「仕事と生活の調和」推進サイト - 内閣府男女共同参画局 (cao.go.jp) )を発表しましたが、「経済成長」「若者の経済的自立」「性や年齢にかかわらず・・・」「少子化対策」までをも組み込んだ玉虫色になってしまっていて、

彼岸花

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  9月の中旬頃になると私の好きな花「彼岸花」が各地で咲き始めます。 この写真は埼玉県の巾着田という彼岸花で有名な所で撮ったものです。巾着田には500万本の彼岸花が咲くと言われており、5年前まで東京に住んでいたので、毎年見に行くことを楽しみにしていました(今は、遠くに引っ越してしまい訪れることができなくなったのが残念です)。お近くの方で「行ったことが無い」とおっしゃる方は是非一度訪れてみてください。ただし、行く前に次のリンクから開花状況のチェックをお勧めします。

有閑館(あるまかん)です。ブログをはじめました。

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  「有閑館」と書いて「あるまかん」と読みます。 「忙中閑有り」という言葉が好きです。ただ忙しくてバタバタしているのではなく、その忙しさ中に真実を見る、と理解しています。 このブログでは、読み手の方のお役に立つよう、次のようなテーマで情報を発信していきます。 自然、観光、旅行、食など 単身赴任 日本語教育(外国人留学生) 人材育成/組織開発 雑文/エッセイ プロジェクトマネジメント