外来生物の是非
近所でこの花を見た時、直感的に「これは日本の花ではない」と思いました。どう見ても暑い国に咲いている花のように感じたのです。家に帰って調べてみると、案の定「中南米原産のランタナ」という花でした。線路わきにも咲いていましたし、道路の中央分離帯にも咲いていました。そして、ホームセンターの園芸コーナーにも売っていました。こんな花があることを知らなかったのは私の勉強不足かもしれませんが、あまり拡がってしまうのもどんなものかとも思います。 ヒガンバナから始まって、ハナミズキ、ヌートリア、そして、このランタナと外来生物を紹介してきました。「ヒガンバナとハナミズキは好きだが、ヌートリアとランタナはいかがなものか」という境界線はあくまで私の好みですが、国立環境研究所の「侵入生物データベース」で「要注意」とされているものは、やはり「要注意」なのではないでしょうか。そのデータベース 国立環境研究所侵入生物DB でも、ヒガンバナとハナミズキは掲載されていませんが、ヌートリアは「特性外来生物」とされ、ランタナは「要注意外来生物」に指定されています。 あるまかんポイント ・もともと日本は海外から文明や文化、人までをも取り入れて成立・発展してきた国です。インバウンドに目くじらをたてていたらどうしようもないのかもしれません。ただ、「特定要注意外来文化(?)」でないことだけはしっかり確認すべきだと思います。